2026.01.06/ CODE VEIN公式ブログ
開発者インタビュー:バトル編【前編】 独自の駆け引きを実現する術式と吸血アクション(談:依田アクションディレクター&山本システムディレクター)
今回は、『CODE VEIN II』の魅力を紹介する開発者インタビューをお届けします。当企画の第2回は、バトル編の前編として、戦いのカギを握る術式と吸血アクションにフォーカス。アクションとバトルの制作を担当した依田 優一アクションディレクターと、山本 雄太システムディレクターに語っていただきました。
Q1.吸血鬼ハンターである今作の主人公は、どのような戦い方をするのでしょうか。また、吸血鬼の力を使うという設定は、バトルシステムにどう取り入れられているのでしょうか。
依田:
吸血ハンターの戦闘スタイルの特徴は、吸血鬼の力を用いた超常的な技能「術式」を扱う点にあります。術式には、武器を用いた多種多様な攻撃のほか、飛び道具を放つ魔法のようなもの、特殊な回避動作など、多くの種類があります。今作ではこれらを組み合わせて、自分好みのスタイルで戦うことが可能です。
前作の『CODE VEIN』では「技錬血」として扱っていたアクションを、今作では武器種ごとの特徴を伸ばす「戦闘術式」に整理しました。これにより、武器の個性を実感しつつアクションの使い分けや組み合わせを楽しめるようにしています。術式の使用には、イコルと呼ばれる吸血鬼の血が必要です。イコルは術式を何度も使うと足りなくなってしまいますが、「吸血攻撃」を敵に命中させれば血を奪って回復できます。

▲近接攻撃タイプの戦闘術式
今作はバトル展開によりメリハリを持たせ「自分の判断で勝利した」という実感を得られるようにする目的から、イコルの回復手段を吸血攻撃に限定しています。
敵の動作や特徴を見極め、術式を使うか吸血攻撃を仕掛けるかを判断できるかが勝利のカギを握ります。はじめは苦戦するかもしれませんが、戦いを重ねて理解を深め、展開をコントロールすることが本作のバトルの基本にして醍醐味となっていますので、ぜひ挑戦してみていただければと思います。

▲吸血攻撃
山本:
前作の主人公はレヴナントと呼ばれる吸血鬼で、とある事情から自身の血の力が壊れていました。そのため、ほかの吸血鬼の血や、血英と呼ばれる吸血鬼の残滓から血の力を得て戦う存在でした。対して今作の主人公は吸血鬼ハンターで、我々と変わらない人間です。そのため、吸血鬼の力を借りることで、ブラッドコードに備わる特性や、前作の錬血にあたる術式、ジェイルを用いた吸血といった超常的な力を発揮します。
ハンターが力を借りる方法として、古くは吸血鬼の心臓を加工した「守護者の心臓」を背中のジェイルに格納していました。世界の滅びに際してハンターと吸血鬼が協力するようになってからは、「吸血鬼の心臓そのもの」をジェイルに格納しています。
ともに旅をするバディは、前作では主人公と同じレヴナントで対等な立場でしたが、今作では大きく異なります。まず、吸血鬼たちは高い不死性を持っているため、ゲーム的に言えばHPという概念を持ちません。そのため、敵の攻撃でバディが倒されて不利な状況に陥るようなことはないのです。しかし、同じ不死の力を持った敵との戦いにおいては、決定力を欠いてしまいます。
バディが不死の力を持つ敵を攻撃した場合、HPゲージは削れるものの、「回復余地」を意味する白いゲージが残ります。この部分はしばらく経つと回復するため、バディに頼り切った攻略は難しくなっています。そこで、「不死の者を狩る力」を持つ吸血鬼ハンター=主人公の出番です。主人公の攻撃は直接HPゲージを削るほか、回復余地の部分も削ることができます。バディとどう連携を取って攻めるかも、バトルでは非常に重要ですね。今作では、吸血鬼ハンターと吸血鬼がそれぞれの強みを生かす、新たな共闘の形を作り上げました。
なお、バディには実体化した召喚状態と、主人公と一体化した憑依状態があり、主人公に憑依させているときは攻撃力アップの効果を得られます。召喚状態で分散して戦うのか、憑依状態で単独行動を取るのか、状況を見極めつつ好みのスタイルでお楽しみください。
Q2.今作では吸血アクションに「バット」と「リーパー」が追加され、選択の幅が広がりました。吸血アクションの魅力と、運用のコツを聞かせてください。
依田:
吸血アクションは、それぞれが持つ異形のパーツとマスクが特徴的で、これを自在に扱う主人公の姿が魅力だと思います。今作では、敵がブレイク状態(攻撃を当て続けると発生する行動不能状態)のとき、派手な演出と共に吸血する「特殊吸血」を仕掛けられます。特殊吸血は相手が巨大な敵だった場合、よりダイナミックな演出になりますのでご期待ください。

▲通常の特殊吸血

▲大型の敵に対しての特殊吸血
もちろん見た目だけでなく、性能面でも注目の要素があります。吸血アクションは、前作でも種類ごとに動作や攻撃速度、リーチ、パラメータなどが差別化されていました。オウガをはじめ、続投の4種類も長所はさまざまですが、追加となるリーパーとバットも特徴的な性能を持ちます。
リーパーは鎌による回転攻撃を繰り出し、動作開始時に敵の攻撃を受け流す特性があります。敵の攻撃を見切る技量が必要にはなりますが、攻防一体かつイコルを回復できるメリットの多い吸血アクションになっています。バットは矢を命中させた敵に蝙蝠が群がり、吸血によって継続的にイコルを奪います。そのため、術式をコンスタントに使用するバトルスタイルと相性が良いです。
それぞれの吸血アクションの特徴を理解して、使いどころを選ぶことが運用のコツではありますが「とりあえずいろいろ試したい!」というノリでも全く問題ないので、気になったものを気軽に触ってみていただければと思います。

▲リーパーの吸血アクション

▲バットの吸血アクション
Q3.各種トレーラーでは、見るからに手強そうなエネミーが数多く登場しています。今作のエネミーとのバトルでは、どのような手ごたえが感じられるのでしょうか。
依田:
エネミーの種類によって能力や行動はさまざまですが、共通しているのは攻撃のアグレッシブさと、豊富な攻撃手段を持っていることです。加えて今作では、バトル中にエネミーが「渇血状態」と呼ばれる血に飢えた状態になることがあります。渇血状態の敵は攻撃力が大きく上がるほか、血を求めて主人公を集中的に狙ってくるので、かなりやっかいに感じられると思います。
とはいえ、決して理不尽な強さにはしておらず、「強敵の動きに適応して撃破する楽しみ」が得られるようにバランスを調整しています。最初は圧倒されるかもしれませんが、落ち着いて敵の動作を観察し、隙や弱点を見つけられれば、勝ち目は見えてくるはずです。前作と同じく、バディはとても頼りになる存在なので、共闘を意識しつつ諦めずにトライしてみてください。

▲ボス級のエネミーとの戦闘
開発者インタビュー:バトル編【後編】に続く


